【2022】コーヒーと相性が悪い食べ合わせは?良い食べ合わせも含めて5つ紹介

コーヒー食べ合せ

コーヒーは世界各地でよく飲まれており、日本には江戸時代後期に伝来してきた飲み物です。コーヒーには、様々な健康効果やリラックス効果が期待できると言われています。

それらの効果を最大限活かすためにも、食べ合せには気を付けておきたいものです。ここでは、コーヒーと食べ合わせが悪いと言われている食べ物と、その理由を紹介していきます。

「チョコレート」とコーヒーの相性は悪い?それとも良いのか?

チョコレート
チョコレート

チョコレートは、コーヒーとの相性が悪いという説があります。コーヒーは、カフェインを含む飲み物です。同じく、チョコーレートにもカフェインが含まれています。カフェインには、覚醒作用や利尿効果、自律神経の活性化など様々な効果があります。しかし一方で、カフェインを過剰摂取すると、睡眠障害につながる場合も。頭痛や吐き気、脱水症状などを訴えるケースもあるようです。チョコレートとコーヒーという、カフェインを含むもの同士を組み合わせる場合は、カフェインの過剰摂取につながらないよう、量に気を付けた方が望ましいでしょう。

反対に、チョコレートとコーヒーの相性を良しという説があることも、事実です。コーヒー豆とカカオ豆には、焙煎などの加工方法、栽培方法や収穫方法など、様々な共通点があります。酸味や苦味など味が似ている点も、挙げられるでしょう。そのため、この二つは相性が良い組み合わせと言われているのです。また、どちらにも覚醒作用があるため、眠気覚まし効果や、集中力の向上効果などが期待できます。どちらか一つ摂取する時よりも、さらに高い効果が得られるでしょう。その他には、チョコレートやコーヒーには、ポリフェノールが含まれていることも、理由の一つとして挙げられます。抗酸化作用を持っているため、生活習慣病の防止や改善、そして美容効果など、嬉しい効果があります。

結論:量に気をつければ問題ない。

「バナナ」とコーヒーの相性は悪い?それとも良いのか?

バナナ
バナナ

バナナは、コーヒーとの相性が良い食べ物として知られています。バナナには、カリウムという栄養素が含まれています。このカリウムには、不要な塩分を体の外へ出す働きがあります。カフェインが持つ利尿効果と組み合わさることで、血圧を安定させる効果が得られるのでしょう。食物繊維やアミノ酸などの栄養素も含まれているため、コーヒーと組み合わせることで便秘の解消にも役立ちます。さらに、それによって代謝が上がるため、美肌効果にもつながります。

また、その他にも嬉しいポイントを持ち合わせています。バナナは、ビタミンや葉酸など、摂取しておきたい栄養素を豊富に持つ食べ物です。コーヒーの飲みすぎなどでカフェイン過多になると、体の中では電解質のバランスが崩れてしまいます。カルシウムやカリウムなどのバランスが崩れ、中には疲労感や頭痛などの症状が出てしまうこともあるようです。バナナを組み合わせることで、このようなバランスの崩れを予防できるようになります。その要因としては、バナナには炭水化物が多く含まれており、血糖値のバランスを調整し、頭痛などの症状を緩和させる効果があるからだと言われています。

結論:バナナとコーヒーは相性がGOOD!

「りんご」とコーヒーの相性は悪い?それとも良いのか?

りんご
りんご

りんごとコーヒーの相性は、良いという説があります。りんごにはポリフェノールが含まれているため、抗酸化作用が期待できます。抗酸化作用は、アンチエイジングを目指す上で、欠かせないものです。しかし、抗酸化酵素を体内で作り出す力は、20代をピークとして、徐々に低下していきます。それを補うためには、食品を通して抗酸化作用を持つ栄養素を摂る必要があるのです。さらに、疲労回復効果など、嬉しい働きをしてくれることも、りんごが持つ特徴と言えるでしょう。コーヒーにも、リラックス効果やアンチエイジング効果があると言われています。りんごとコーヒー、この二つを組み合わせることで、相乗効果が狙えるようになるでしょう。

一方、食べ合せの面で、悪いとしている説もあります。りんごに含まれているビタミンCは、水溶性の栄養素です。一般的に、水溶性の栄養素は、利尿作用の高いものと一緒に摂取すると、その成分が体の外へ排出されてしまうと言われています。せっかく体内に摂取したビタミンCを、すべて吸収することができないのです。もちろん、すべてのビタミンCが失われるわけではありません。ただし、貧血気味の人は、注意が必要でしょう。貧血予防に欠かせない鉄分は、ビタミンCを摂取することで、その吸収率を高めることができます。せっかくビタミンCを体内に入れても、コーヒーと組み合わせてしまうと、それほど高い効果は期待できないでしょう。

結論:相性は悪いとは言えない。良い面もある!

「さつまいも」とコーヒーの相性は悪い?それとも良いのか?

さつまいも
さつまいも

さつまいもとコーヒーの食べ合せは、場合によっては相性が悪いと言われることもあります。さつまいもには、ビタミンCが含まれています。ビタミンCは美肌効果を持っており、さつまいもに含まれている含有量は、りんごの約5倍とも言われています。ビタミンEと同時摂取することで、さらにその効果を高めることも可能です。さつまいもには、ビタミンCだけでなくビタミンEも含まれています。美容を意識する人にとっては、積極的に摂取したい食べ物でもあるでしょう。

しかしながら、コーヒーの利尿作用には、水溶性のビタミンBやC、ミネラルを体外へ排出する働きもあります。これは、あくまでも過剰な分のビタミンが利尿作用によって体の外へ出ているということなので、ビタミンの摂取量がゼロになったり、ビタミン不足に陥ってしまうようなことはありません。また、コーヒーの成分が、ビタミンを破壊する成分もありません。別々のタイミングに摂取する場合よりも、一緒に摂取した方が、ビタミンの吸収率が低くなるという程度に捉えておきましょう。ただし、貧血対策として錠剤などを服用している場合は、ビタミンCの摂取量によって、鉄分の吸収量に影響が出てしまうこともあるため、注意が必要です。

結論:気にするほどではない。

「ゆで卵」とコーヒーの相性は悪い?それとも良いのか?

ゆでたまご
ゆでたまご

朝食の定番でもある、コーヒーとゆで卵ですが、実はこの二つの組み合わせは悪いと言われています。ゆで卵には硫黄成分が含まれています。ゆで卵から、硫黄分を含んだような特有の香りを感じたことのある人もいるでしょう。この硫黄成分は、コーヒーに含まれているカフェインと組み合わさった時に、鉄分の吸収を邪魔してしまう作用が高まってしまいます。コーヒーには、もともと鉄分の吸収率を下げる働きがあります。ゆで卵が持つ硫黄成分と組み合わさることで、さらにその効果を高めてしまうようです。なお、コーヒーと一緒に卵料理を食べたい場合は、殻を割ってから調理する、スクランブルエッグや目玉焼き、オムレツなどのメニューにすれば大丈夫とも言われています。硫黄は、人間の体にとって重要なミネラル成分の一つです。健康バランスの観点からみても、ゆで卵は取り入れておきたい食べ物の一つです。食べるタイミングはしっかり検討した上で、摂取していきましょう。

結論:鉄分を気にする人には相性が悪いとも言える。

食べ合せに気をつけながらコーヒーを楽しもう

コーヒー好きの人にとって、一杯のコーヒーと共に過ごすひとときは、かけがえのないものです。食べ合せに注意し、相性の良いものを選ぶことで、さらにその時間を有意義なものに変えていくことができるでしょう。

ここで紹介した食べ合せを参考にしながら、好みや状況に合わせてコーヒーに合わせる食べ物を選んでみてはいかがでしょうか。